【一級建築士】設計製図の試験『2時間作図の方法と手順』|フリーハンド作図

2020年7月28日一級建築士

【一級建築士】設計製図の試験『2時間作図の方法と手順』

この記事のオススメ読者

①一級建築士「設計製図の試験」の作図の方法や手順について知りたい方。

②「設計製図の試験」の独学合格を目指されている方。

③「設計製図の試験」の作図スピードを上げたい方。

こんにちは、建築チャンネルです。

この記事では、一級建築士の「設計製図の試験」の『2時間作図の方法と手順』について解説したいと思います。

令和元年10月13日実施の課題をもとに解説しておりますので、必要な方は下のリンクよりダウンロードをお願いします。

→令和元年10月13日実施「設計製図の課題」ダウンロードページ

それでは早速、本題に移りたいと思います。

「設計製図の試験」の『2時間作図の方法と手順』

はじめに、「なぜ2時間作図が必要か?」を説明したいと思います。

結論から述べますと、「2時間作図の技量がある=+30分の余裕時間をつくれる!」からです。

試験本番では、誰も予想していなかった新傾向の出題がある場合があります。

そのため、想定よりもエスキスに時間がかかってしまったり、計画の要点に苦戦してしまったり、理想的な時間配分で進めないことも多いです。

このような場合でも、2時間作図の技量があれば、+30分の余裕時間をつくれます。

そして、この余裕時間をエスキスや計画の要点に配分することができます。

下図に、「設計製図の試験」の理想的な時間配分の例を示します。

【一級建築士】設計製図の試験『手順と時間配分』のダイアグラム

この例のように進めれば理想的ですが、前述したように「理想通りにいかない」のが「設計製図の試験」でもあります。

不測の事態に対応するためにも、「作図の2時間完成を目指す!」ことが合格への近道です。

2時間作図で使用する道具

次に、2時間作図で使用する道具を紹介します。

大前提として、この記事で紹介する方法は「フリーハンド作図」です。

そのため、製図板や平行定規は使用しません。

また、ここで挙げている道具類は例ですので、その旨ご承知おきください。

使用する道具は、全部で10個です。

製図用シャープペンシル 0.5mm

家具や衛生機器、室名や寸法等の文字記入に使用します。

製図用シャープペンシル 0.7mm

柱や壁等の断面線の作図に使用します。

シャープペン芯 0.5mm B

芯の硬さは筆圧に応じて調整ください。この記事では、例としてBを紹介しています。

シャープペン芯 0.7mm B

芯の硬さは筆圧に応じて調整ください。この記事では、例としてBを紹介しています。

消しゴム

細かい部分を消すことが可能かつ、消しカスも少ないため、製図に向いている消しゴムです。

鉛筆6B

植栽やタイル等の色付けに使用します。

綿棒

植栽やタイル等の色付けをなじませるために使用します。

テンプレート

柱型や吹き出し線等の作図に使用します。

三角スケール30cm

柱位置のプロット等に使用します。

刷毛

図面の汚れ予防のために使用します。

2時間作図の方法

次に、具体的な2時間作図の方法を説明します。

前述したように、この記事で紹介する方法は「フリーハンド作図」です。

その理由は、フリーハンドの方が、定規やテンプレートを当てる回数が少ないため、作図スピードを上げることができるからです。

柱型や長い直線部分に関しては、テンプレートや30cmの三角スケールを使用しますが、それ以外はフリーハンドにて作図します。

また、2時間作図の時間配分の例を下記に示します。

【2時間作図の時間配分の例】
・1階平面図 45分
・2階平面図 25分
・3階平面図 25分
・断面図 20分
・面積表 5分
・合計 120分

基準階タイプの出題の場合でも、1階以外の平面図は25分を目安としています。

下の動画リンクにて、令和元年10月13日実施課題のタイムアタックを実践しております。

作図イメージがつかめるかと思いますので、ぜひご覧ください。

1階平面図タイムアタック「目標時間45分」

2階平面図タイムアタック「目標時間25分」

3階平面図タイムアタック「目標時間25分」

断面図タイムアタック「目標時間20分」

2時間作図の手順

次に、2時間作図の手順の例を下記に示します。

【2時間作図の手順の例】
①面積表を書く。
②各階の柱型位置をプロットする。
③各階の柱型をテンプレートで描く。
④各階の寸法線を描く。
⑤各階の建具位置と内壁補助線を描く。
⑥各階の外壁を描く。
⑦各階の階段とエレベーターを描く。
⑧各階の内壁を描く。
⑨各階の延焼ラインと切断位置を描く。
⑩断面図の内壁までを描く。
⑪断面図の天井や内部寸法線を描く。
⑫各階の吹抜け記号や外構等を描く。
⑬各階の家具や衛生機器等を描く。
⑭各階の歩行経路や防火設備等の凡例を書く。
⑮全図面の室名や寸法、補足説明を書く。
⑯全図面の植栽や目地を描く。
⑰全図面の色付けを行う。
⑱全図面の仕上げを行う。
⑲最終チェックを行う。
⑳完成。

以上が、主な2時間作図の流れです。

動画では、①から⑨までは0.7mmの製図用シャープペンシルで描いています。

それ以降は、0.5mmの製図用シャープペンシルを使用しています。

⑫から⑯までの工程は、作図しやすさに応じて、各階ごとに作図してもよいかと思います。

大切なことは、漏れなく早く作図するために、描きやすい手順で作図することです。

まとめ

ここまで、一級建築士「設計製図の試験」の『2時間作図の方法と手順』を解説してきました。

この記事の振り返りとして、重要な部分をまとめたいと思います。

この記事のまとめ

・2時間作図が必要な理由は、「2時間作図の技量がある=+30分の余裕時間をつくれる!」から。

・不測の事態に対応するためにも、「作図の2時間完成を目指す!」ことが合格への近道。

・フリーハンド作図の方が、定規やテンプレートを当てる回数が少ないため、作図スピードを上げることができる。

・漏れなく早く作図するために、描きやすい手順で作図することが大切。

この記事が、これから資格取得を目指す方にとって、少しでもお役に立てば幸いです。

最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。

2020年7月28日一級建築士